- お金を貯めたいのに、ついムダ遣いをしてしまう…
- 消費とか浪費とか聞くけど、お金の使い方に違いなんてあるの?
- 今好きなことを我慢して貯金なんてやってられない!
こんな悩みや疑問を感じたことや、「我慢するのはイヤ!」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
せっかく頑張って手にしたお金なら、気持ちよく使いたいものですよね。
そこで今回は、「消費」「投資」「浪費」という3つのお金の違いや特徴について、考えてみたいと思います。
3つのお金の使い方を知ると、お金のムダ遣いが減ったり、感謝の気持ちでお金を使うことができるようになります!
消費とは ~生活するのに必要なお金~
「消費」は、生活するのに必要なお金のことです。
例えば、わかりやすいものは
- 家賃
- 食費
- 電気代や水道代
など、「これがないと生活できない!」というお金をイメージしてください。
ただ、消費には落とし穴があります。
それは「これがないと生活できない!」と思い込んでいるものが、多く含まれているということです。
例えば、
- 新発売のコンビニスイーツ
- 有料動画配信サービス
- トレンドの服やバッグ など
「生活するのに絶対必要なの?」と聞かれると、「必要!」と答える人もいるでしょうが、多くの人は「絶対ではないけど、ほしいから買う」と答えるのではないでしょうか。
これらはあとで紹介しますが、「浪費」に入ります。
浪費が悪いわけではありません。浪費も大切なお金の使い方の1つで、生きていくためには欠かせないものです。
でも、「消費ではなく浪費」だとわかってお金を使うのならいいのですが、問題は線引きがあいまいで、「生活に必要なものだ」と思い込んでしまっているということです。
この消費の落とし穴にはまってしまうと、
- 自分でも気づかないうちに生活費が増えて、家計が苦しくなる
- 思うように貯金ができなくて、罪悪感を感じる
- 自分がほしいから買ったのに、ムダ遣いだと感じてしまう
という、苦しい状態におちいってしまいます。
大切なのは、自分が使っているお金は「消費」なのか「浪費」なのか、自分の中ではっきり線引きをすることです。
「消費」の中に入るものは人によって違いますが、できるだけ多くなりすぎないように自分で意識すること。
何かを買う前に、「これは消費?それとも浪費?」と自分に問いかけてみること。
これができれば、ムダ遣いだと自分を責めることもなくなります。
「消費」のお金を使うときのコツは、自分が買うものが、自分にとって必要な最低限のレベルを満たしているなら十分と考えること。
「生活に必要だから買う」というシンプルな理由で選べば、高機能や最新のものである必要はありません。
自分にとっての「消費」をはっきりさせることで、生活はシンプルになり、お金のムダ遣いだと思うことがなくなるのでおすすめです。
投資とは ~リターンと交換するお金~
「投資」と聞くと、株などの投資商品を思い浮かべる人もいるかと思いますが、お金の使い方としての投資の意味はもう少し幅が広いものです。
「投資」は、リターン(=自分にとってプラスになるもの)と交換するためのお金です。
例えば、
- 読むことで新たな知識やスキルが身につく本
- 家事の時間を減らしてくれるロボット掃除機
などが当てはまります。
「投資」のお金を使うときは、「このお金でどんなリターンが得られるのか?」を考えることが大切です。
よく聞く言葉に「自己投資」とあるように、これも「投資」のお金の使い方として代表的なものです。
でもその「自己投資」として使っているお金は、本当に「投資」のお金になっているでしょうか。
「投資」であるからには、リターンを得ることが目的なのに、自分にとってプラスにならないものとお金を交換していることがあります。
「自己投資」という理由で、特に目的もないまま資格をとったり、スキルアップではなく趣味のための習い事になっていたりしませんか?
リターンを得ることが目的でなければ、そのお金の使い方は「浪費」になります。
正しく「投資」のお金を使うことができれば、きっと自分にとって大きなプラスの効果をもたらしてくれます。
浪費とは ~心を豊かにするお金~
最後に「浪費」とは、心を豊かにするお金のことです。
なんだか「浪費」と聞くと、「ムダ遣い」や「もったいない」といった悪いイメージが浮かぶのではないでしょうか。
たしかに「浪費」は、「消費」のように生活に必要なお金というわけでもなく、「投資」のようにリターンと交換するためのお金でもありません。
つまり「浪費」って、必要性や明確な目的もないお金で、当てはまるものは限りなくあります。
でも「じゃあ浪費にお金を使うのはやめよう!」と決めつけてしまうのは、それこそもったいないと思うんです。
「浪費」がない人生を想像してみてください。
「我慢してばっかりでめっちゃ窮屈!そもそもそんな人生おもしろくない!」と思いませんか?
「浪費」は限りなく幅が広いお金だからこそ、その使い方に自分で意味づけをしてあげることが大切です。
「これを買うといい気分で過ごせる?」「これを手に入れた自分を想像したらワクワクする?」と問いかけてみることで、心を豊かにする「浪費」のお金を使うことができます。
例えば、
- 自分へのご褒美に大好きなケーキを買う
- 大切な人にプレゼントをあげる
- 親と一緒に旅行して親孝行する
こんな風に、自分の心が豊かになる「浪費」のお金を使うことができればいいですね。
まとめ
「消費」「投資」「浪費」の3つのお金の違いや特徴を紹介しました。
「3つのお金うち、自分が使おうとしているのはどのお金か?」を普段から意識できるようになると、ムダ遣いがなくなり、感謝の気持ちでお金を使えるようになります。
お金の使い方が変わると、お金に対するマインドも変わり、貯金がしやすくなるなどメリットもたくさんあります。
ぜひ、3つのお金の使い方「消費」「投資」「浪費」を意識して、自分が本当にほしいものを心から喜んで手にする、そんなお金の使い方のヒントになれば嬉しいです。
自由で自分らしい人生に向かって、一緒に行動していきましょう!
ありがとうございました!