- 「マネーフォワード ME」の無料版と有料版プレミアムの違いは?
- 有料版プレミアムのメリット&デメリットは?
「マネーフォワード ME」は、利用者数1,100万人の家計簿アプリです。無料版と有料版プレミアムの2つがあり、それぞれ使える機能が違います。
私はマネーフォワード MEの無料版を2年、有料版プレミアムを1年以上使った経験があります。プレミアムを使い始めてから、家計管理がよりラクで快適になり、貯金もぐっと増えました。
今回の記事では、有料版プレミアムのメリット&デメリットやおすすめな人、私が実際にプレミアムを使った体験談をまとめて紹介します。
- 無料版と有料版プレミアムの比較
- プレミアムのメリットとデメリット
- プレミアムがおすすめな人
- 実際にプレミアムを使った体験談
- プレミアムを安く登録する方法
この記事を読むと、有料版プレミアムのメリットやお得に登録する方法がわかり、家計管理をラクに続けられるようになります。
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マネーフォワード MEプレミアムとは
家計簿アプリ「マネーフォワード ME」には、無料プランと有料版のプレミアムプランがあります。
マネーフォワード MEは無料でも十分使える優秀な家計簿アプリですが、有料版のプレミアムでは利用できる機能が増えるため、より使いやすく便利になります。
プレミアムプランでできること
プレミアムプランでは無料プランよりも多くの機能が使えるようになります。
プレミアムプランと無料プランの特徴を比較してまとめると、以下のとおりです(表はスクロールできます)。
無料プラン | 有料版プレミアム | |
口座自動連携数 | 4件まで | 無制限 |
データ閲覧期間 | 過去1年分 | 無制限 |
連携口座の 自動更新頻度 |
低い | 高い |
連携口座の一括更新 | なし | あり |
ポイントの 有効期限表示・通知 |
なし | あり |
資産内訳・推移グラフ | なし | あり |
家計資産レポート | なし | あり |
カードの残高表示 | なし | あり |
カード引落し時 残高不足の通知 |
なし | あり |
広告の非表示 | なし | あり |
貯金するなら家計管理が重要です。「いつ・どこで・何に・いくら使っているか」わからない状態では、お金を貯めることはできません。
マネーフォワード MEプレミアムには、簡単でラクに家計管理できる機能がすべて揃っています。手間も時間もかけずに自動化できるため、無理なく継続することができるのです。
プレミアムプランのコース一覧と料金
プレミアムには2つのコース、「スタンダード」と「資産形成アドバンス」があります。
- スタンダード:家計管理をしたい人
- 資産形成アドバンス:投資をしている人
スタンダードと資産形成アドバンス、2つのコースの特徴をまとめると以下のとおりです(表はスクロールできます)。
“おすすめ” スタンダードコース |
資産形成アドバンスコース | |
特徴 | 家計管理&資産管理ができる | 投資に特化した機能がある |
料金 | 月額 500円 年額 5,300円 |
月額 980円 年額 10,700円 |
使える機能 | プレミアムで使えるすべての機能 | プレミアムで使えるすべての機能 + ・配当履歴・予測・内訳 ・資産のタグ付け ・Myポートフォリオ ・株式の業種別内訳 ・株式などの配当利回り別内訳 |
家計管理をするならスタンダードコースがおすすめ。家計管理や資産管理に必要な機能は、スタンダードコースにすべて揃っているからです。
連携しているすべての口座残高はもちろん、資産の内訳や推移をグラフで確認できます。貯金のために家計管理をするなら、スタンダードの機能があれば困ることはありません。
投資をしている人でも、まずはスタンダードから始めてみるのがおすすめです。実際にスタンダードを使ってみて物足りないと感じるなど、必要になった時はいつでも資産形成アドバンスに変更することができます。
マネーフォワード MEプレミアムのメリット4選
プレミアムのメリットは以下の4つです。
- 自動連携数が無制限になる
- 過去1年以上前の記録が見られる
- 資産推移がグラフでわかりやすい
- データ更新スピードが速い
自動連携数が無制限になる
プレミアムを利用すると、自動連携できる口座数が無制限になります。複数の銀行口座やカードを持っていても、すべてのお金の流れをまとめて見える化して管理できるようになります。
たとえば銀行やクレジットカード、電子マネーなど。マネーフォワード MEと連携しておくだけで、すべてのお金の流れを自動で記録してくれます。
手間も時間もかけず、ラクにお金の管理ができるようになります。
過去1年以上前の記録が見られる
プレミアムでは、過去1年以上前の記録も見ることができます。過去の記録と比較することで、自分のお金の使い方のクセや改善点がわかりやすくなります。
たとえば毎年3月の支出が多い、去年と比べて食費が増えているなど。過去を振り返ることで、今の自分の状況を客観的に判断することができるようになります。
家計管理は支出を記録することがゴールではありません。大切なのは、自分のお金の使い方のクセを知り、改善につなげること。
プレミアムを利用すれば、過去と今を簡単に比較することができるため、具体的に何を改善すればいいかがわかりやすくなります。
資産推移がグラフでわかりやすい
プレミアムを利用すると、資産推移がグラフで簡単にわかります。どれだけお金が増えているかを一瞬で理解できるため、貯金のモチベーションアップに効果的です。
貯金には長い時間が必要です。継続さえできれば貯金は必ず成功します。
プレミアムを利用して、定期的に資産のグラフを確認する。そうすれば貯金のモチベーションを保つことができます。
データ更新スピードが速い
プレミアムでは、無料プランよりもデータの更新スピードが速くなります。連携しているすべての口座データの一括更新もできるため、最新の資産状況をいつでもすぐに確認できて便利です。
たとえば買い物をした時、すぐにアプリで支出が記録されるため、残高も正確に把握することができます。お金を使ったことを忘れて、残高不足に気づかないままお金を使いすぎてしまうのを防げます。
データ更新スピードが速いため、普段の家計管理でストレスを感じることなく、現状を正確に把握できます。
マネーフォワード MEプレミアムのデメリット4選
マネーフォワード MEプレミアムのデメリットは以下の4つです。
- 固定費がかかる
- 一部の広告表示は残る
- レシート読み取り精度は改善しない
- PayPayや楽天ペイは自動連携できない
固定費がかかる
マネーフォワード MEプレミアムは買い切りではなく、サブスクリプションサービスです。つまり、毎月一定のサービス利用料がかかります。
貯金するなら固定費の最適化が必要です。自分にとって必要なものと不要なものを判断し、本当に必要なものにだけお金を使うことが重要です。
たとえば、プレミアムのスタンダードを年額で登録する場合、年間の費用は5,300円。毎月で考えると、約440円の支出になります。
小さな金額に感じるかもしれませんが、固定費が膨らむと家計は間違いなく苦しくなります。プレミアムは毎月お金がかかる固定費になることを忘れないようにしましょう。
一部の広告表示は残る
プレミアムプランを利用すると広告が非表示になりますが、すべての広告が非表示になるわけではありません。マネーフォワードに関連するサービスの広告は、プレミアムでも表示されたまま残るからです。
たとえばマネーフォワードの運営会社が開催するイベント案内や、関連サービスの紹介など。マネーフォワード MEのアプリを開くと広告が表示されます。
無料プランと比較すると、プレミアムで表示される広告の数は減ります。しかし、それでも完全に広告がなくなるわけではないことに注意が必要です。
レシート読み取り精度は改善しない
マネーフォワード MEにはレシート読み取り機能があります。しかし精度があまり良くないため、レシート読み取りに失敗することが多いです。
このレシート読み取り精度はプレミアムでも改善しません。感覚値としては、2回に1回はレシート読み取りに失敗します。
たとえば長いレシートや折りグセのついたレシートは正確に読み取れず、自分で手入力する必要があります。現金での支払が多い人にとって、レシート読み取り精度が良くないことは大きなデメリットだといえます。
PayPayや楽天ペイは自動連携できない
プレミアムでは口座の自動連携数が無制限になりますが、すべてのサービスが自動連携できるわけではありません。無料プランで自動連携できないサービスは、プレミアムでも自動連携の対象外となります。
たとえば、PayPayや楽天ペイはマネーフォワード MEとの自動連携に対応していません。PayPayや楽天ペイで支払いをした場合、マネーフォワード MEとは自動連携できないため手入力が必要です。
マネーフォワード MEの最大の魅力は、支出を自動記録してラクに家計管理できること。自分が利用しているサービスが自動連携できないなら、マネーフォワード MEの最大の武器を活かすことができません。
マネーフォワード MEと自動連携できるサービスは公式サイト「対応金融関連サービス一覧」で確認できます。プレミアムに登録する前に必ず確認しておきましょう。
【体験談】マネーフォワード MEプレミアムに変えた理由と使ってみた結果
無料プランからプレミアムに変えた理由
私は2020年からマネーフォワード MEを利用し始め、2年間無料プランを使っていました。マネーフォワード MEは使いやすく、ラクに家計管理が自動化できるので自分に合っていると感じていました。
プレミアムに変えるきっかけは2022年12月。無料プランで自動連携できる口座数が10件から4件に変更されたのです。
銀行口座やクレジットカードなど4件以上自動連携していたため、すべてを連携させることができなくなりました。そこで考えたのが、まずは4つだけ自動連携させて、残りは手入力で対応すること。
しかし今まですべて自動更新していたものを手入力するのがめんどくさくて、正直かなり不便でした。ストレスを感じるような家計管理は続けられないと感じたのです。
そこで考えたのが、プレミアムの無料体験を試してみること。無料なのでリスクはありません。実際に使ってみて、「自分には合わない」「価格に見合う価値がない」と感じたら無料プランに戻せばいいと考えたのです。
そして実際にプレミアムを使ってみた結果、無料プランよりもかなり便利で快適だと実感!これなら月500円以上の価値があると感じ、無料体験が終わってもプレミアムをそのまま継続することに決めました。
プレミアムに切り替える判断ポイント
無料プランからプレミアムに切り替える判断ポイントは、以下のとおりです。
前提マネーフォワード MEは使いやすいけど無料プランでは物足りない場合
→ マネーフォワード MEが使いやすいと感じるなら自分に合っている証拠
無料プランで不満に感じる点
- 口座自動連携数が4件では足りない
- データの更新スピードをもっと速くしたい
- 過去1年以上前のデータを確認したい
マネーフォワード MEが使いやすいと感じない場合は、別の家計簿アプリに変えるのがおすすめです。多くの家計簿アプリの中でも、口座自動連携ができる&レシート読み取り機能がある「zaim」や「Moneytree」が使いやすいです。
「実際にマネーフォワード MEを使ってみて、使いやすいけど無料プランには物足りなさを感じている」、これがプレミアムへの切り替えを考えるサインです。まずは無料体験でプレミアムを試してみるのがおすすめです。
大切なことは、実際にやってみること。自分で経験するからこそ、わかることがたくさんあります。プレミアムと無料プランの違いも、便利さや快適さも、実際に使ってみることで体感できます。
プレミアムを実際に使ってみた結果:3つの変化あり
現在、プレミアムを使い続けて1年以上が経ちます。無料プランからプレミアムに切り替えた結果、大きく3つの変化がありました。
- 貯金のモチベーションが上がった
→ 右肩上がりの資産グラフはやっぱり嬉しい - 家計管理がラクになった
→ 口座の自動連携で手間や時間を削減できる - 資産の増加スピードが上がった
→ 1年間の資産増加額が前年+40万円超
結論として、マネーフォワード MEプレミアムは月500円以上の価値がありました。貯金のモチベーションが上がり、家計管理もラクにできるようになり、資産も増えたからです。
自分自身の体験から、貯金や家計管理をしたい人にとってプレミアムは価格以上に価値のあるサービスだといえます。
マネーフォワード MEプレミアムがおすすめな人
プレミアムがおすすめな人
マネーフォワード MEは無料でも十分使える優秀な家計簿アプリですが、プレミアムでは使える機能が増えてより便利で使いやすくなります。以下に当てはまる人には、プレミアムがおすすめです。
- 5つ以上の口座を持っている人
→ プレミアムなら口座の自動連携数が無制限 - 家計管理に苦手意識がある人
→ 過去の記録や家計レポートで改善点がわかりやすい - 貯金のモチベーションを上げたい人
→ 資産推移や内訳をいつでもすぐにグラフで確認できる
プレミアムでは無料プランよりもできることが増えます。つまり、より簡単に家計管理ができるようになるのです。
貯金には長い時間がかかるため、1人で戦おうとするのは大変です。頼りになる仲間を味方にすれば、貯金という冒険はずっと楽になります。
マネーフォワード MEプレミアムは家計管理をラクにしてくれる最強の仲間になってくれます。
30日間の無料体験がおすすめ
プレミアムの登録を考えているなら、まずは無料体験してみるのがおすすめです。実際にプレミアムを使ってみることで、自分に合っているかを確かめることができ、価格に見合うだけの価値があるかを判断できるからです。
無料体験できる期間は30日間。有料プレミアムプランと同じ機能が使えます。過去に1度もプレミアムプランを登録したことがない人は無料体験できるので、積極的に利用してみるといいでしょう。
注意点としては、30日を超えるとプレミアムが自動更新され、利用料が発生すること。
「実際にプレミアムを使ってみたけど自分には合わない…」と感じた場合は、必ず無料体験の申込日から29日以内に自動更新停止の手続きをするようにしましょう。
おすすめは、無料体験の申込みと同時に「自動更新停止手続き」の予定をカレンダーに登録しておくこと。そうすれば、うっかり手続きするのを忘れて料金が発生してしまうのを防ぐことができます。
まずは無料体験で実際にプレミアムを使ってみて、自分に合うかどうかを判断することをおすすめします。
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マネーフォワード MEプレミアムの評判・口コミ
プレミアムプランの良い評判・口コミ
マネーフォワードMEのプレミアムサービス・・・月額料金必要だけど、
これは便利だなぁ!使い易さと、家計の見える化が、無料版よりかなり良い💪。— もっこす (@mokcos1) October 21, 2023
春が近づいてくると、固定費の見直しをしたくなってくる。
ということで、ネット回線をマネーフォワード光に申し込み!月額下がるし、プレミアム会員費が無料になるのは嬉しい。マネーフォワードは必須ツールなので。— Yuki♨︎ (@yukkiyy) February 19, 2023
プレミアムプランの悪い評判・口コミ
マネーフォワードME、プレミアム版なのに広告が多すぎるから、もう「目に映ってるけど読んでない、出た瞬間に消す」の域にある。
— たけよ (@takeyo) November 18, 2022
マネーフォワードMEプレミアムを次年度も更新する気満々だが!
一番使うPayPayが連携できないのだけが不満足です!— こぐま🏠ローコスト系で家建てました (@y_emmy_jp) February 2, 2023
マネーフォワード MEプレミアムを安く登録する方法
マネーフォワード MEプレミアムを安く登録する方法として、以下の2つがあります。
- プレミアムを年額プランで登録する
- インターネット回線をマネーフォワード光にする
プレミアムを年額プランで登録する
プレミアムをお得に利用する1つ目の方法は、年額プランで登録すること。
たとえば公式Webサイトから、スタンダードコースを登録する場合。月額プラン500円の料金に対して、年額プランでは年間5,300円、実質的には月額約442円になります。年間で考えると700円安く利用できます。
登録方法(申込プラン) | 料金 | |
“おすすめ” スタンダードコース (家計管理や資産管理したい人) |
Webサイト(月額プラン) | 500円/月 |
Webサイト(年額プラン) | 5,300円 (442円/月) |
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iOSストア(月額プラン) | 480円/月 | |
iOSストア(年額プラン) | 5,300円 (442円/月) |
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Google Play(月額プラン) | 500円/月 | |
Google Play(年額プラン) | 5,500円 (458円/月) |
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資産形成アドバンスコース (株など資産運用をする人) |
Webサイト(月額プラン) | 980円/月 |
Webサイト(年額プラン) | 10,700円 (892円/月) |
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iOSストア(月額プラン) | 980円/月 | |
iOSストア(年額プラン) | 10,700円 (892円/月) |
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Google Play(月額プラン) | 980円/月 | |
Google Play(年額プラン) | 10,700円 (892円/月) |
使っているスマホがアンドロイドの場合、Webサイトからのプレミアム登録がおすすめです。Google Playのアプリから登録すると年間5,500円となり、Webサイトよりも200円高くなるので注意してください。
iPhoneを使っている場合、年額プランはアプリもWebサイトも同じ金額なので、どちらから登録しても大丈夫。月額プランを登録する場合は、アプリからのほうが安くなるため、状況に応じて使い分けるといいでしょう。
インターネット回線をマネーフォワード光にする
2つ目の方法は、インターネット回線を「マネーフォワード光」にすること。マネーフォワード光を利用すれば、プレミアムのスタンダードコースが0円で利用できるようになります。
マネーフォワード光は「速くて安い光回線」として評判も高く、マンションなら月額3,850円(税込)、戸建て住宅なら月額4,950円(税込)です。工事費も無料なので、インターネット回線の見直しを考えている場合はマネーフォワード光の利用を検討してみるといいでしょう。
インターネット回線を見直して通信料を安くできれば、固定費の削減にもなるのでおすすめです。
まとめ:マネーフォワード MEプレミアムは価値のあるサービス
マネーフォワード MEの有料版であるプレミアムは、家計管理をより便利でラクにしてくれる価値のあるサービスです。マネーフォワード MEプレミアムのメリットは以下の4つ。
- 自動連携数が無制限になる
- 過去1年以上前の記録が見られる
- 資産推移がグラフでわかりやすい
- データ更新スピードが速い
プレミアムは無料プランよりも使える機能が増えます。手間も時間もかけずに家計管理を続けられるため、貯金のモチベーションアップや資産の増加につながります。
一方で、マネーフォワード MEプレミアムにはデメリットもあります。
- 固定費がかかる
- 一部の広告表示は残る
- レシート読み取り精度は改善しない
- PayPayや楽天ペイは自動連携できない
デメリットがあると理解した上で、プレミアムを上手く活用することが大切です。プレミアムを活用すれば、間違いなく月500円以上の価値をもたらしてくれます。
まずは30日間、プレミアムを無料体験してみることをおすすめします。実際に使ってみることで、無料プランとの違いやプレミアムの便利さ&快適さを体感できます。
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マネーフォワード MEプレミアムで家計管理をラクに自動化して、しっかり貯金を増やしていきましょう!